『介護に携わりやすい職場の雰囲気づくりといったソフト面も・・・』

<2016年10月20日(木)>
『介護に携わりやすい職場の雰囲気づくりといったソフト面も大事になる』

 家族の介護は、その家族に大きな負担となる。「春秋」(161020)は、その負担を少しでも和らげるための職場の在り方を伝える。「政府は介護休業制度を見直しをするが、こうした制度面以外に、介護に携わりやすい職場の雰囲気づくりといったソフト面も大事になる。介護支援のNPO法人パオッコの太田差恵子理事長は、職場の仲間が声をかけてあげることが大切という。『家族が倒れるのは誰にでも起こる。お互いさまだよ』『今は大変だけど、必ず落ち着くときがくる』。言葉の力は大きそうだ。」

 老後は子どもたちには面倒を掛けないように思うが、はてさて人生一寸先もわからない。とにかく、人間は一人では生きていくことが難しい。皆で、フォローをし合って行かねばならない。それは、家族、親戚、ご近所だけでなく、職場や無関係な者の全ての者が手をつないでいくことで、成り立って行く。日本は、職場が中心となることが多いだけに、職場が社員やその家族を大切にする精神を持たねばならない。そのために、介護は皆がわかるようにしなけれなばならない。今、その状態にある者、経験をした者は、知らない者に伝えて行かねばならない。そして、苦労を少しでも分かち合う。(JN)