『東京生活で眠っている体の細胞が「山に行くと『解放!』・・・』

<2016年10月26日(水)>
『東京生活で眠っている体の細胞が「山に行くと『解放!』となって、なんだか力が湧いてきて、イキイキしてくるような感覚がありました」』

 登山家の田部井淳子が20日に77歳で亡くなった。「天声人語」(161026)は、その田部井さんを想う。大学進学で福島から上京し、寮生活になじめず体調を崩したときも、笑顔をくれたのは山だった。1975年、雪崩に巻き込まれて死を覚悟しながらも、女性初のエベレスト登頂に成功した。その後も次々と世界の頂に立った。晩年は、抗がん剤治療を受けながら、東日本大震災で避難した人たちと山を歩いた。自然から元気をもらい、登ることの厳しさと楽しさを分かち合い続けた人生だった。」

 田部井淳子さん、今年、フェイスブックにて、お姿を拝見したのがいつであったろうか。お亡くなりになるとは思いもしませんでした。今頃は、どこの山を登っておられるのか。これから、再度、エベレストを目指しているのか。それとも、もう山は沢山であると、目先を変えられたであろうか。何時でもイキイキ、見習いたいその元気さ、ご活躍をもう見ることができないのは残念ですが、今後は、自由気ままに、世界中を歩いてください。ご冥福をお祈りします。(JN)