『奥深い仕事です。九つの誤りを防いでも一つ見逃せば台無し』

<2016年10月5日(水)>
『奥深い仕事です。九つの誤りを防いでも一つ見逃せば台無し』

 小説「校閲ガール」が本日から放映される。「天声人語」(161005)はその仕事について、「校閲部門の同僚には助けてもらってばかりだ。人名地名から詩歌の引用まで救われた誤りは数え切れない。『奥深い仕事です。九つの誤りを防いでも一つ見逃せば台無し。そのたびに落ち込みます」と毎日新聞社校閲記者の澤村さん。〈ボールペン掠(かす)れはじめつ指先に力を込めて書く顛末(てんまつ)書〉。日夜、言葉の大海に挑む校閲記者がいなければ新聞は1ページたりとも完成しない」と。

 大量の情報を校閲するのは大変である。自分のたった1頁の文章さえ、校閲を繰り返しても、誤りに気付かずに人の手に渡してしまうことがある。このブログでも、何度もミスをしてしまう。校閲は読者からは姿の見えない作業であるが、肩のこる仕事であろう。「校閲ガール」、その苦労をこの番組で知ることができるのか、小説を読んでいない私にはわからぬが、本日の放映で高幡不動付近が出るらしいし、石原さとみが出るので見てみようか。(JN)