『白杖の人に声をかける。ためらわずに、さりげなく。』

<2016年10月24日(月)>
白杖の人に声をかける。ためらわずに、さりげなく。』

 「40年以上前、山手線の高田馬場駅で転落死亡事故があった。遺族が起こした裁判を機にホームの点字ブロックが普及する」。しかし、と「余録」(161024)は述べる。「その後も同様の事故は続く。ホームドアの設置を急がねばならない。そして手を差し伸べる人がいれば安心のよりどころになる。メトロの駅でも白杖(はくじょう)の人に声をかけ、誘導している人を見かける。そんな光景が増えている気がする。ためらわずに、さりげなく。」

 困っている人に声をかけると言う行為が何と難しい。誰の所為にもできない。我が心が薄情なのか。悲しいかな初めての人に声をかけるというのが、なかなかできない。せめて、白杖を手にする方に、迷惑をかけないようにと遠目に歩くだけで、ではだめでしょう。駅のホームの施設設備の完備はもちろんだが、ここに住む皆が白杖を持つ方に、何時でも対応できるように、心と時間にゆとりある者にならねばならない。ためらわず行動せねばならない。(JN)