#農の営みを

『#農の営みを』<2021年6月8日(火)>
 食料を輸入に頼る日本での農地の荒廃に『北斗星(秋田魁新報社/210608)』は思う。数年前には耕作されていたはずだが…。草ぼうぼうとなっている所が郊外に何カ所かあった。湿地のようになり、いろんな雑草がはびこっている。農産物・食品、日本は多くを輸入に頼る。一方で農家は高齢化し後継者不足により離農が進む。少年として戦中を生きた作家の故野坂昭如さんは、著書「絶筆」で飢えの記憶とともに米を執拗に取り上げている。「何よりうまく有難いのは、握り飯だ」とし「いざとなったら、金じゃない。食いもののある国が生き残るのだ。よその国など誰が助けてくれるか」と警告。「農の営みを、自分の眼で確かめてほしい」と訴えていた。その言葉に胸を突かれる。
 (JN) 経済優先の戦後日本の政策。工業商品を中心としての貿易黒字を目指して高度成長。1960年代、所得倍増、東京オリンピックと躍進。そして、工業化は、公害や農業の衰退を生んだ。お米は手厚い保護で今も健在だが、高くついている。またコメ離れあっての自給自足だ。日本はこのままで良いのか。
#草ぼうぼう
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#握り飯

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