#3・5%の人が動けば

『#3・5%の人が動けば』<2021年6月26日(土)>
 「3・5%の人が動けば社会が変わる」。『越山若水(福井新聞/210623)』は“3・5%の法則”を思う。この法則はハーバード大学政治学者エリカ・チェノウェス教授らが20世紀の市民活動を調査して明らかにした。例えば、フィリピンの「ピープルパワー革命」(1986年)、グルジアの「バラ革命」(2003年)は、3・5%の市民が立ち上がり非暴力的な不服従運動を展開、社会変革をもたらした。これを知ったのは斎藤幸平さんの話題作「人新世の『資本論』」(集英社新書)から。さらにグレタ・トゥンベリさんは、気候変動の無策を告発する学校ストライキを「たったひとり」で始めた。今の世界を斎藤さんは、市民の無関心をいいことに、1%の富裕層・エリート層が自分の価値観に合わせ、社会の仕組みを作り上げてしまったと分析する。国内外を問わず、障壁となる課題が何であれ、3・5%の人々の動き出しが解決のカギになる。
 (JN) 「1%の富裕層・エリート層が自分の価値観」に、自分たちもその仲間という幻想に陥っているのではなかろうか。自分は優れたグループにいると思っていないか。決してそうではない。このコロナ禍で、簡単に見捨てられる弱者。仲間が苦しんでいる。自分の状況はどうだ。どうなの? 大洪水が来ようと1%は大丈夫だが、その他は流されて行くのか?
#ピープルパワー革命
#20世紀の市民活動
#グレタトゥンベリ
#市民の無関心

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