#無情無念

『#無情無念』<2021年6月17日(木)>
 1945年、終戦間際の鹿児島市立女子興業学校の教務日誌が見つかった。『南風録(南日本新聞社/210617)』は鹿児島の6月17日の大空襲を思う。17日深夜から翌未明の鹿児島大空襲で建物が全焼、寄宿舎に防空要員として泊まっていた生徒13人が犠牲。「噫無情無念」。跡地に立つ慰霊碑には、「学友の悲痛な叫び のちの世まで忘るまじ」と。高齢になった体験者らが、記憶の風化を防がねばと強い思いを込めた。毎年開いた慰霊式はおととしから学校行事として後輩に引き継がれ、きょう3回目を迎える。悲劇を思い起こす大事な機会になろう。この夜の空襲は米軍機が投下した焼夷弾で市街地の44%が破壊され、死者約2300人、負傷者約3500人が出た。その数だけの無情無念があったことを胸に刻みたい。
 (JN) 無力の市民をB29は襲いかかる。戦争は人を殺人鬼に変える。国の権力者たち。国民を犠牲にして、何を守ろうとするのか。あの戦争は何であったのか。そしていま、ウイルスと戦いで国民を守らねばならない。国は何を守ろうとしているのか。国民の命より、別の地平である。
#1945年6月17日
#鹿児島大空襲
#体験者
#慰霊式

(画像は、朝日新聞2021年6月17日朝刊)

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