#知者のデモ行進

『#知者のデモ行進』<2021年6月11日(金)>
 中国南部のゾウの行動に『春秋(210611)』は、村上春樹さんの『ゾウの消滅』といまを思う。ある町が飼育していた年老いたゾウが突然、姿を消してしまった。言葉を持たない孤独な生物の消滅は、何を暗示するのか。この作品は、中国では、「象的失踪」や「大象失踪」のタイトルで翻訳された。その中国からのニュース。ミャンマーとの国境沿いアジアゾウの群れ。北に500キロも移動。畑を荒らし、住民が避難。「エサを求めて迷走している」「群れのリーダーの経験不足」---原因諸説。ゾウは古来、神秘な動物、知恵の象徴である。現代中国を騒然させる知者の「デモ行進」に高名な小説家は、どのような物語を見出すのだろうか。その筋立てを想像してみたい。
 (JN) あの強大な動物の群れがくる。肝をつぶすであろう。何で。どうして。これからどうなるの。原因はやはり、人間の仕業でありうか。中国は広いから、もっと移動し自由を訴えよ、とは言えない。その先、どうなるのか。想像ができない出来事である。
#ゾウの消滅
#象的失踪
#大象失踪
#500キロも移動
#神秘な動物

f:id:morningstar:20200618120248j:plain