『これは、まったく新しい音だ。将来を拓く音だ』

『これは、まったく新しい音だ。将来を拓く音だ』<2019年9月5日(木)>
 「国立科学博物館が未来に引き継ぐ科学技術資料「未来技術遺産」。今年新たに選ばれた二十六件の中にこの「CDP-101」も入った」ことを『筆洗』(190905)は紹介する。ソニー社内でその開発の負担を思う声が大きかったが、これを動かしたのが、カラヤン。「これは、まったく新しい音だ。将来を拓く音だ」。「よい音を追求する。技術者のこだわりが社内を動かし、時代を変える機器を世に送り出した。いまやネット音楽に押されるCDだが、その中には技術革新へのかつての情熱も『記録』されている」。
 (JN) 小遣いをためて、レコードアルバムを買う。それが、十代後半から二十代にかけての楽しみであった。そのアルバムは、まだ倉庫に眠っているはずだ。そして、1980年代後半から、CDに移っていった。平成時代は随分CDがたまった。自分の部屋のあちらこちらに突っ込まれている。それが知らぬ間に、CDを買わなくなってしまった。令和に入ってCDの購入ゼロである。ネット配信が中心になってきた。どんどん小さな世界に押し込まれているようである。こんなこと、レコードアルバムを買っていたころには想像できなかった現実である。でも、音が良くなり、管理が楽になったが、やはりコンサートホールの音には敵わないのである。
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