『離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である』

『離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である』<2019年9月23日(月)>
 英国の運命、『余録』(190923)はベートーヴェン第5番より話を始める。「『運命がドアをたたく音』と伝えられてきたが、近年、鳥の鳴き声に想を得たとの説が有力だ。・・・イエローハマーである。その名を冠した重要文書『イエローハマー作戦』を英政府が作成した。・・・離脱に命運を左右されそうなのが、英国が世界に売り込み中のワインである。・・・中でもスパークリングワイン・・・英国ワインは離脱問題に伴うポンド安で輸出価格が下がり、国際競争力が高まった。だが、合意なき離脱なら、ブドウの摘み手である東欧の移民労働者を確保できなくなる恐れもある。離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である」。
 (JN) 1944年6月6日、「運命のドアをたたく音」、それはノルマンディーを守っていたドイツ兵の心になった。連合艦隊の黒煙が迫ってくる。これは映画の話であるが、それから75年ほど、ドーバー海峡の見えない壁を強化したり、穴をあけたり、叩いたり、どうなって行くのか。イギリスのEUの離脱は、英国やヨーロッパや世界にとって、どんな意味を持つのであろうか。英国は未だにドイツを恐れているのではないか。1945年に抑え込んだドイツが姿を変えて、様々な商品となってドーバー海峡を越えて来る。V2ロケット、ジークフリート、ワレキューレが攻めてくると、自由の国を閉じようとしているのか。マルクストロツキーを受け入れていた国は、今どこへ行ってしまったのか。第2次大戦の終結とともに、大英帝国の歴史は終わったのであろうか。
#運命のドアをたたく音
#イエローハンマー
#英国ワイン

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