『原油高騰も不安だが、それ以上に怖いのは人々のパニック現象であろう』

原油高騰も不安だが、それ以上に怖いのは人々のパニック現象であろう』<2019年9月18日8水)>
 サウジアラビアの石油施設が無人機で攻撃されたことにつき、『筆洗』(190918)は我々の行動を心配する。「一九七三年秋のオイルショックを思い出す。・・・た少年マガジンとサンデーは・・・どんどん薄くなる。トイレットペーパー騒動もあった。・・・まさか、そんな事態にはなるまいと思えども成り行きが気掛かりである。・・・復旧が長引けば、原油輸入の四割をサウジに頼る日本にどんな影響が出るか。まず落ち着きたい。・・・原油高騰も不安だが、それ以上に怖いのは人々のパニック現象であろう。超高度情報化の時代とはいえ、ネット上の流言飛語を思えば、あの時代より冷静に対応できるとは言い切れまい」。
 (JN) 石油は生活から生産活動まで、その要のエネルギーであり、原材料である。オイルショックの時のトイレットペーパーの騒ぎは、知らない世代にはお笑いであろうが、世は本当にパニックになった。あれから半世紀近くになり、情報伝達は量及びスピードとも比較にならない。小さなウソが大きくなり、抑えられなくなるのである。今、消費税対策で、何を買っておけば良いのかというところで、「あれが不足している。無くなるぞ」という書き込みから大騒ぎになってはならない。未来の方々の笑いものになる。商品経済というものがどういうシステムになっているのか、身にしみてわかっているはずなのに踊れされるのは、愚かである。このことも含めて、各自情報には踊らされないようにしたい。言葉には気を付けよう。
#流言飛語
#トイレットペーパー騒動

f:id:morningstar:20190918164830j:plain