『「セクシー」への違和感』

『「セクシー」への違和感』<2019年9月27日(金)>
 小泉進次郎環境相の過日の発言に『筆洗』(19097)は、申す。「ショーペンハウアーは、文筆を仕事にする人に向けて述べている。<知者のごとく思索し、しかしだれもが使う言葉で語れ…ふつうの言葉を用いて、非凡なことを語りなさい>(『読書について』)。・・・気候変動の問題には『セクシーに取り組むべきだ』という小泉進次郎環境相の発言・・・ジョークも交えている。非凡である。だが、伝える記事には、内容に『具体的な政策は含まれず』とある・・・若くして大臣に抜てきされ、将来の首相候補ともいわれる方だ。おもしろくはなくても、非凡な内容を話す時だろう。あまり笑えない」。
 (JN) 教養のない私は、「セクシーに取り組むべき」との小泉氏の言葉に、何言ってるの。何を血迷ったのか、と思ってしまった。後に、説明を種々聞き、状況が分かったが、一般の日本の者には通じないし、英語圏ではどうなのだろうか。真面目に具体的に話して欲しいところである。「セクシー」を使いたかったのか。凡人は知ったかぶりで、新しく知った言葉を使いたい。特に難しい言葉を振り回したい。今回のは、難しい言葉ではないが、洒落てみたい言葉であったろうか。凡人の私が非凡な小泉氏に言っても始まらないが、政治は政策と結果である。形がセクシーでも餡こが大事だ。具体的に何をするのか、わかりやすい、中身のぐっと詰まった美味しい説明を今後期待する。
#環境問題
#セクシー

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