『原発マネーにかかわる人々の常識』

原発マネーにかかわる人々の常識』<2019年9月28日(土)>
 関西電力の会長、社長はじめ20人が福井県高浜町の元助役から合計3億2000万円相当の金品を受け取っていたことが発覚。『余録』(190928)は、北米西海岸の先住民の「ポトラッチ」を引き合いに出し考える。「気前のよさを競った贈り物の宴・・・こちらも今の普通の感覚では理解しがたいポトラッチである。・・・当の元助役は今年春に亡くなったが、原発関連事業への地元業者の参入などに影響力をもつ実力者だった。・・・・・・「還流という認識はない」のだとか。こちらの話も世の常識と波長が合わない。元助役は地元の業者から巨額の手数料を受け取っていたというが、もはや気前のよさの理由は聞けなくなった。原発マネーにかかわる人々の常識と世のそれとの落差を浮き彫りにした謎のポトラッチである」。
 (JN) お金は貧しい人のことろへは流れないものだ。それにしても、原発は随分と儲けになるな。笑っちゃうよ。いやいや、笑っていたのは関係者20名ほど、先生は気が利くのか、これはお約束で、関西電力に入ることが既に決まっていたのか。札束の力は偉大なり、黙っていて見つからなければ、勿論、ポケットに入れ、楽しいことをする予定であったろうに、残念だと思っているだろう。あるいは、これがまたどちらかの先生の袖の下に入れる予定であったろうか。困っている者への支援などは考えていたのだろうか。この春にお亡くなりになった先生は、この贈与を何と考えておられたのか、お聞きできないのが残念である。
#3億200万円