『言語のビッグデータを一手に握る企業だけに簡単に・・・』

『言語のビッグデータを一手に握る企業だけに簡単に信じていいのかと疑う自分がいる』<2018年12月31日(日)>
 「1年を言葉で振り返る習慣は世界各地に広がっている」と『余録』(181230)。「米ウェブスター辞典が・・・『ジャスティス』・・・検索数が昨年より74%増加した。・・・英オックスフォード辞典・・・『トキシック』を選んだ。・・・米国の辞書サイト『ディクショナリー・ドット・コム』は『ミスインフォメーション(誤情報)』。ネットに流れるウソ情報だ。意図的な『ディスインフォメーション(偽情報)』と違い、本当と信じて流すことも多いという。・・・グーグルは毎年、検索で1年を振り返るビデオを発表している。今年のキーワードは『グッド』。『良い選手になるには』など検索数がかつてなく多かったという。いい話だが、言語のビッグデータを一手に握る企業だけに簡単に信じていいのかと疑う自分がいる」。
 (JN) ニュースは、自分のところに、まず入ってくるのが、スマートフォンである。私は、ライン、グーグル、ヤッフー等から飛んでくる情報に追われているようである。紙の新聞は、帰宅してからの振り返りである。ニュースを見ながら、所感を独り言。家族は聞いていない。こんなに一生懸命にニュースを取らなくたっていいのであるが、なぜかやめられない。さて、今年の自分の中で最も関心の高かった言葉は何であろうか。皆様は何でしょうか。今年の初め、『資本主義の終焉』(デヴィッド・ハーヴェイ)から読書が始まり、『欲望の時代を哲学する』(マルクス・ガブリエル)を今日明日で終えそうだ。終わりの影響が大きいので、「欲」であろうか。いろんな「欲」によって、世界は翻弄されている。私も、わからぬ「欲(情報)」に翻弄された。2019年はどんな欲望が待っていようか。