『見上げれば、星の瞬く「故郷」が広がる冬である』<2018年12月19日(水)>
「小惑星探査機はやぶさ2に続き地球近傍小惑星の探査を始めた米国の探査機も先日水の成分を確認したという」。『余録』(181219)は夜空に、宇宙と生命を思う。「『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』。・・・小惑星17個から水の存在を示す鉱物が見つかったという。火星と木星の軌道の間の小惑星帯を観測していた日本の赤外線天文衛星『あかり』が、小惑星表面の反射光から水を含む鉱物を検出した・・・今までのはやぶさ2の観測では小惑星リュウグウの表面に水はなかったが、今後の地下からの物質採取などが注目される。・・・見上げれば、星の瞬く『故郷』が広がる冬である」。
(JN) 東京で育った私は、親の故郷へ行くのが楽しみであった。何せ、空にいっぱい星がある。もう、東京でわかるオリオン座など、メジャーな星座もわからない。あの頃は、道に電灯がなく、月が出ていないと、あの星々しか見えない。宇宙はどうなっているのだろう。もう、満天の星空の下で、思いに耽ることもなくなってしまったが、偶にはそんな時間を作っても良いのではないか。空気がきれいに澄んだところ、それは山へ行くしかないだろうか。キラキラのイルミネーションならば、家族も付き合ってくれるだろうが、何もない凍てつく夜空には一人が似合うであろうか。酒を飲みながらか。ビールは寒いかな。ホットウイスキーが供をしてくれるか。