『今日は昭和の日』

『今日は昭和の日』<2018年4月29日(日)>
 「法律の趣旨によると、『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす』日」である昭和の日を『筆洗』(180429)は、「暗い戦争にもかかわらず、近くて遠い昭和に心をくすぐられる人は多いだろう」と。そして、「脚本家の山田太一さんが過去の魅力について書いている。『ノスタルジーとは、過去のいいとこ取り』なのだそうだ。つまりは苦しいこと、悲しいことは忘れ、良いことだけを思い出し、昔は良かったとなるらしい。きょう、昭和の『明』を懐かしむとしよう。同時に昭和の『暗』についても頭に置いておかなければ『国の将来に思いをいたす』ことにはなるまい」と。
 (JN) 私の人生を昭和と平成が分け合っている。若干昭和が長い。また昭和の半分ほどを過ごしてきた。昭和は63年ほどの続いた長い時代であり、知りたいことがいっぱい詰まっている。知ったとことで変えられるわけではないが、本当はどうだったのか、やはり知りたいのは「暗」の部分になろうか。特に自分が生まれる前の30年間の激動の中、国民の心はどのように変わったのか、いや変わらなかったのか、それによって今の日本がある。そして、その後の32年、知っているようで知らない。この32年間は団塊の世代の若さの活躍時代であろうか。その若者の中心地であった新宿はどうであったろうか。あのエネルギーはどこへ行ってしまったのか。さて、1年後の元号はどうなるのか、どんな現実が待っているのか。タイムマシン双眼鏡でもあれば覗いてみたい。