『日本らしいお巡りさん像を思い悲しくなる』

『日本らしいお巡りさん像を思い悲しくなる』<2018年4月14日(土)>
 「滋賀県彦根市の交番で、十九歳の警察官が上司を射殺した。地域は不安に包まれた」。『筆洗』(180414)は、警官について、米国の学者デイビッド・ベイリーさんの著書『新・ニッポンの警察』を紹介する。「米国に比べ犯罪が少ない日本で、交番が<地域社会の生活における前向きの力>だと報告した。日本のKOBANが世界に知られるきっかけになる。地域の警察官との関係は、かつてに比べてドライになっただろう。それでも、地域の味方としてのイメージは、今もわれわれの間に生きているのではないか。警察官の悪意を疑えば、交番は成り立たない。日本らしいお巡りさん像を思い悲しくなる」。
 (JN) 交番の警官と言うと、加藤茶のお巡りさんがまずは浮かんでくる。日本の映画では、「砂の器」の緒形拳のお巡りさん。こち亀両さん。公務員であるが庶民に近い存在であったろうか。加藤茶お巡りさんは、いつでも自転車と一緒であったろうか。今でも、そう自電車で巡回するおまわりさんを見る。そして、皆、拳銃を持っている。バカボンに出てくるお巡りさんは拳銃を打ちまくって税金の無駄遣いをしていたが、現実のお巡りさんが拳銃を手にした姿は見たことがない。そうであったが、最近は自分に向けて撃ったり、仲間を打ったりする警官が出て来ている。次は、庶民に向けて撃つのか。米国並みになってしまったのか。日本の警官がアタックする相手は誰でしょう。