『もう先輩たちと愚痴零しに行けるのか』

『もう先輩たちと愚痴零しに行けるのか』<2018年4月6日(金)>
 「失礼ですが、どんな玉ですか」、「出世したら連絡させます」、「はい、電話です!」・・・「ほぼ日刊イトイ新聞」が集める「言いまつがい」より。新年度が始まり、新社会人を迎えて、『余録』(180402)は思う。スマホ世代は、電話対応やパソコンが苦手。「少し前の世代から見れば意外な『壁』だろう。スマホのメッセージのやりとりで仲間内の交流術にたける一方、幅広い社会的な意思疎通は苦手といわれる新入社員世代である。だが否定より肯定力、『壁』をも人の成長を促すきっかけにするのが働き方改革時代の職場文化だろう。そんな事情で、最近は企業間でも夏ごろまでは互いの電話応対のしくじりに目くじらをたてぬ空気があるとか」。
 (JN) 新社会人たちよ、やっと休日がやってくる。自分の40年ほど前はどうであったか。大方忘れてしまったが、人が多く、その人たち特に年配の方々の見分けにはじめは苦労した。今では、若者の見分けがつかなくなっている。さて、若者、夢多き新人は今、何を思っていようか。「言いまつがい」はどうであろう。気にすることはない。それより、多くの他人と接しなければならないこの環境を楽しく思ったか。学生の時のように遅刻、さぼりなど以ての外、月曜日から金曜日まで、8時間以上も働かねばならない。自分のペースではなく、職場の空気に押し流されて行く。すっぴんから仮面をかぶっての生活かもしれない。疲れたであろう。今日は同期と飲みに行くのか。一人の世界に入り込むのか。いや、もう先輩たちと愚痴零しに行けるのか。これからが本当の人生だ。半世紀ある大人の人生を創める第一歩を踏みしめよ。