『人事部門の社員が集まり、ある「部活動」が発足した・・・』

『人事部門の社員が集まり、ある「部活動」が発足した。「がんアライ部」』<2017年10月8日(日)>
 「おとといの金曜日、外資系金融機関や大手メーカーなど50社以上から人事部門の社員が集まり、『がんアライ部』」を『春秋』(171008)は紹介する。それは、「がんを抱えつつ働く社員をサポートし、いきいきと力を発揮してもらうための勉強やノウハウ交換の場だ」。そして「政府の『働き方改革実現会議』が今年春にまとめた実行計画は、実現すべき項目として『病気の治療と仕事の両立』を掲げた。具体策の冒頭に挙げているのは、やはりがんの例だ。働く人の能力を引き出し、生かすのは企業の責務だが、政治の役割も大きいはず。選挙戦では、働き方の今後についても大いに論じてほしい」と。
 (JN) がんに罹患する確率は高い。そして、手術等の処置から、その後の人生が長いが、それらへの理解が乏しい。人は体験しないと理解できないことが多い。また、リスクの予測もできない。がん保険はなんとなく、勧められたまま続けているが、本気でその対応を考えていなかった。だが、段々と身の回りでがんに罹患する人が多くなり、考えさせられ、周りに人々の理解がありがたい。そういったことを罹患者やその家族たちは、その苦労を身近な者たちに伝えることが必要である。それは、ご近所から始まり、地域や学校や職場にである。「がんアライ部」、こういう活動は、行政の支援があるに越したことはないが、まずは自分たちで情報を共有し、個人、会社、社会を守っていくべきであろう。そのために、職場の理解が大事であり、人事部は率先して取り組むべきであろう。弱者を追い出したりしてはならない。個々の人を大切にする精神が社会を救う。これは、がんだけではなく、様々な病について、皆とともに生きることを考えねばならない。