『どうせこのくらいのことはみんなやっている』

『どうせこのくらいのことはみんなやっている』<2017年10月28日(土)>
 次々と明るみに出る日本企業の品質管理不正を『天声人語』(171028)は、世界のジョークに表す。「豪華客船が沈み始めた。脱出を促そうと、船長は英国人に『飛び込めばあなたは紳士です』と言い、ドイツ人には『飛び込むのが規則となっていますと訴えた。日本人にはこうだった。『みんな飛び込んでますよ』。どうせこのくらいのことはみんなやっている。そんな甘えとも、なれ合いともつかぬ雰囲気が、よもや広がってはいないと信じたいのだが」。
 (JN) どこへ行っても、「一一、ああせよ、こうせよと、書かなくてもわかっているよ」と言いたいが、そうしないと無秩序なのだろうか。日本人には、倫理というものがないのではないか? 決められたことには従うが、自らの倫理観を持ち行動することが出来ないのではないか? 或いは、目先のことしか考えられず、危険な行動に対する根拠を持たずに「大丈夫、大丈夫」と行動しているのではないか。こんな私たち国民である以上、その代表者も同様なのか? 私たちが変わらねば、政治も変わらない。「今頃気づいたか」と、お笑いにならないでください。どうせ皆んな同じでしょう?