『ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる』

『ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる』<2017年4月24日(月)>
 「春秋」(170424)は、「ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる」と説明する。「まずは学芸員の方々、そして2つ目は『がん』という例えだ。患者や家族から傷ついたとの声を聞く。皆が正しい知識を持ち平静にこの病と向き合うしかない。闘病を特殊な美談に描いたり、忌むべきものの比喩に用い遠ざけたりでは、患者や家族と社会の間に壁をつくる。」
 (JN) あの発言を聞いた時、何と表現してよいか、なんとも悲しい思いになった。「がん」という言葉を安易に使ってもらいたくない。その死に至らす可能性の高い病は、我々を精神的にも落とし込む。現実にその病にある者やその周囲の者たちが病名を聞くだけで、心細くなるのである。係わった者たちは、この病名を比喩として使われることにどんな思いであるか。辛いのである。為政者たる者、謹んで発言せよ。