『何が問題かを自分で考え、自分なりの答えを探す力、自問・・・』

『何が問題かを自分で考え、自分なりの答えを探す力、自問自答する力を養う学びが日本の教育制度では失われている』<2017年4月21日(金)>
 「経済協力開発機構OECD)が各国の十五歳に生活の満足度を尋ねた調査結果、日本の十五歳の満足度は四十七カ国・地域中、四十一位」である。これを「筆洗」(170421)は思う。「何が問題かを自分で考え、自分なりの答えを探す力、自問自答する力を養う学びが日本の教育制度では失われている。誰かがつくった問題への○か×かを効率よく答えることばかりが評価され、子どもたちが学力という一つのものさしだけで自分に○×をつけるようになっているのではないか。そういう自問自答を誘う「四十一位」だ」と。
 (JN) お勉強のできぬ者には、お勉強が面白くない。わからないと置き去りにされてしまい、ますますわからなくなる。これは面白くない。どれが正しいか覚えればいいなのどいうのも面白くない。時間をかけて自分で考えてみることも置き去りにされてしまう。子どもたちは、それぞれに違った見方を持ち、違った動きをする。それを同じ枠の中に入れられては、窮屈だ。面白くない。決められたことを間違えなく行うのは、これからはロボットがやってくれる。人間より精確にやってくれるのであるから、人間は違うことができなければお払い箱である。まずは子どもたちに平等に満足を与えてやれないか。それは皆に同じ枠の中に押し込める教育をすることではないであろう。我々はそれぞれに凸凹の能力を持っている。それを互いに理解し合える教育環境を整備したい。