『どんな時にも、みんな楽しく<しあわせの歌 さあ歌・・・』

『どんな時にも、みんな楽しく<しあわせの歌 さあ歌いましょう>。その伸びのある、強い歌声とのお別れである』<2017年4月13日(木)>
 歌手ペギー葉山さんが昨日亡くなった。「筆洗」(170413)は、ペギーさんを想う。「戦中や終戦直後はファイトのファの毎日だったか。戦争中は広島にいた祖父を原爆で亡くした。夫で俳優の故根上淳さんは学徒出陣し、戦友のほとんどを失うなど辛い経験をしている。『戦争は絶対だめ。核兵器は絶対に反対』。二年前の本紙のインタビューでそう語っていたのが印象に残る。どんな時にも、みんな楽しく<しあわせの歌 さあ歌いましょう>。その伸びのある、強い歌声とのお別れである。」
 (JN) 第2次大戦の敗戦から立ち直るために、諸先輩方々はどれだけの苦労をされてきたのか。戦後生まれの日本の高度成長とともに育った当方には計り知れない。その精神力の支えに歌もあったろう。昨日、亡くなった母は「リンゴの唄」をよく聴かせてくれた。戦後の苦しい中でファイトを歌い、みんなと平和を願ったペギーさんも昨日に亡くなった。戦後世代は、諸先輩型の苦労を忘れ、私たちはなんだか一見勇ましくなっているが大丈夫であろうか。日本だけでなく、世界はきな臭くなってきている。また排他主義に傾いていないか。