『ヤップ島のお金その巨大通貨を使いこなした人々の知恵を思う』

『ヤップ島のお金その巨大通貨を使いこなした人々の知恵を思う』<2017年4月26日(水)>
 福岡での現金強奪から、「天声人語」(170424)は、ヤップ島の巨大貨幣を思う。「直径4メートル弱という巨大なものもある。あまりに重いので、外に置いても誰も盗もうとしない▼実際に取引に使われ、お金の持ち主は時折変わる。それでも所有権が移るだけで、物は以前の持ち主の土地に置かれたままだ。巨大通貨を使いこなした人々の知恵を思う」と。
 (JN) ヤップ島の巨大通貨、持ち運びしないでその所有者を変えていくという信用制度、誠に便利である。そこにお金はある。お金やその証明を持ち歩くことなく、信用が成立している社会である。例え盗まれたとしても、現在は○●さんであるとなる。金稼ぎに右往左往してる者には、とても真似ができない進歩社会である。こうなれば、現金強奪はなくなり、それに伴う殺傷もなくなるのであろう。いまの日本では、何千年でこのような社会に達するであろうか。