『軍備拡張を続ける中国の姿は時に戦前の日本と重なって・・・』

『軍備拡張を続ける中国の姿は時に戦前の日本と重なって見える』<2017年4月30日(日)>
 「40年前の1977年4月、日劇ダンシングチーム(NDT)の最終定期公演が行われた。その舞台は当時の技術の粋を集め、オーケストラを載せたまま上下できる舞台があり、これは空母と同じ技術で、戦時中は機密を守るため、政府職員が常駐したという」。「余録」(170430)は、「戦況の悪化で日劇など『高級娯楽場』の公演は禁止され、戦時中も娯楽を欠かさなかった米国との国力の差は明らかだった」と。そして今、「中国が初の国産空母を進水させた。米国に追いつき追い越したいのだろう。今の秩序に挑むように軍備拡張を続ける中国の姿は時に戦前の日本と重なって見える。中国も経済大国とはいえ、国民生活改善の余地は大きい。空母にどれだけの優先度があるのか。本音では、いぶかる国民も少なくないのではないか」と。
 (JN) NDTの舞台と空母が関係があったとは、技術というものは様々なところに関係してくる。特に軍事産業は現在の技術の集約された産業である。しかし、金がかかる。空母は巨大な支出舞台であり、しかも人を狂気の世界へと導く。そのために何を犠牲にしているのか。その点、NDTの舞台は収入を得られるし、我々に喜びを与えてきた。でも残念ながら収入の力を失ったNDTは40年前にその姿を消した。日本では空母が72年前に没収され米国の空母等に守られた平和を維持している。それは只ではない。この産業への投資は何のための投資であるか、高い虚仮脅しの舞台である。お互いに軍事費を上げる競争が愚かであることに気付かず、舞台を派手にしていくのか。