『「ニシンの薫製」、鼻をごまかされず、社会の不備という・・・』

『「ニシンの薫製」、鼻をごまかされず、社会の不備という「真犯人」を捕まえなければならぬ』<2017年4月12日(水)>
 「レッドヘリングとはもともと『ニシンの薫製』のこと、薫製は臭いがきつく、猟犬の鼻をごまかすことに由来する。推理小説、犯人に思える人物は犯人ではなく、犯人とは思えぬ人物が犯人」。「筆洗」(170411)は現在の社会現象、親族間の殺人事件や傷害致死事件を思う。「子が介護に疲れてというケース、『将来を悲観』。最も多い動機という。特別養護老人ホームへの入居の困難さなど介護をめぐる状況は厳しい。悲劇の背景の一つでもあろう。鼻をごまかされず、社会の不備という『真犯人』を捕まえなければならぬ」と。
 (JN) 私たちはその生活場所の環境というものに影響を受ける。であるから、自分を変えようと考えても、そこの環境を変えていかないと、変えることができな。では、その環境は誰が変えてくれるというのではなく、自分たちで変えなければならない。一人個人が行うことは難しいであろうから、私が私たちと動いていかねばならない。今が良いと思うなら変えなくても良いと考える人もいるだろうが、本当に今のままで良いのかをも考えねばならない。それは「ニシンの薫製」にごまかされている可能性があるからだ。真犯人は思わぬところにいる。現実は小説より奇なりと最近証言した人もいるように、自分たちで確認をしてみよう。