『東京都の調査では保育園や公園で遊ぶ子どもの声に苦情・・・』

『東京都の調査では保育園や公園で遊ぶ子どもの声に苦情のあった区市町村が7割にのぼった』
 「幕末から明治にかけて来日した欧米人の多くが、朝から晩までわいわい騒ぎながら路上を走り回っている日本の子どもたちの姿を書きとめている。その幸せそうな表情もである」。一方、「余録」(毎日新聞/16/4/14)は、「千葉県市川市では開園予定の保育園が「子どもの声でうるさくなる」などといった住民の反対で建設中止になった」ことを思う。「子どもの声が疎(うと)んじられる街の百数十年後はあまり考えたくない。」
 幕末から150年ほど経ち、日本には子供がいない。居たとしても、街にはいない。子供はどうしたのだ。煩いから奥へ仕舞ってしまったのか。子供は煩くなたらなかったら腐ってしまう。大体、煩いというその大人方がかなり煩い。保育園の子どもたちの賑やかな波をなぜ、煩いというのか。それは人としての暖かさを忘れていないか。私たちは、生まれてすぐ大人になったわけではないだろう。私にはそれ以上のことは言えない。(JN)