『早大キャンパス内で、講義録の数々や戦前の受講生らを・・・』

早大キャンパス内で、講義録の数々や戦前の受講生らを紹介した企画展が開かれている』
 「社会に出てからも知識の吸収に熱心な人たちの姿が印象に残る」と、「春秋」(日経/2016/4/5)。「技術革新やグローバル化で世の中の変化が速まった今、学び続けることの意義はいっそう高まっているだろう。その潮流に、日本は乗っているだろうか。日本は江戸時代から読み書き、そろばんを教える寺子屋が各地に普及し、国民の学ぶ意欲がもともと高いといわれる。その強みを生かさない手はない。」
 学びたい人のための通信課程。係る者として、その姿に教えられた。仕事で疲れた心身にむち打ち、何冊もの本を自分で理解していく。4年間ではとても修了することはできず、時間をかけて手に入れる知識には価値がある。通学課程の者が授業をさぼるということを何と解すればよいものか。直接、教員の講義を聴講することは、本とにらめっこするより解りやすい。早く、日本全国の講義が「いつでもどこでもだれでも」聴講できるようにしたい。(JN)