『仲良く暮らせるよう進化しないと、人類がロビンソン一家・・・』

『仲良く暮らせるよう進化しないと、人類がロビンソン一家のように、宇宙を漂流する』
 「宇宙家族ロビンソンが目指したのは太陽系から最も近い恒星『ケンタウルス座のアルファ星』だった」。「春秋」(日経/2016/4/18)は、その「ケンタウルス座のアルファ星」への計画に想う。それは、「人類が生き残る道が他にないからだ。太陽系にも寿命がある。地球に住めなくなれば、「他の星に移るしかない」と博士は言う。そのとき、紛争が絶えず難民を生み続ける地球人を受け入れる惑星があるかどうか。仲良く暮らせるよう進化しないと、人類がロビンソン一家のように、宇宙を漂流する。」
 「宇宙家族ロビンソン」、毎週楽しみでもあり、ちょっと恐々見ていた子供時代であった。そのころ思ったのは、人間はこの地球においていつまで生活できるのであろうか。その前に、この揺れ動く日本列島に住む私たちはいつまで日本に居続けることができるのであろうか、と思ったものだ。今の地球は微熱を発しているが、大丈夫なのだろうか。人間は、居場所を失い箱舟に乗って地球での生活を放棄して、「ケンタウルス座のアルファ星」に向かうことになるか。遥か未来に思えるが、地球環境の破壊と科学技術は日進月歩である。4光年先まで20年、それが可能になるのは自分が生きているうちにであろうか。(JN)