『のど元を過ぎても忘れぬように、まだまだ学ぶこと・・・』

『のど元を過ぎても忘れぬように、まだまだ学ぶことがあるに違いない』
 地震について、「情報を出しっぱなしではなかったか、高をくくっていなかったか、この災禍は疑問を投げかけて余りある」と「春秋」(日経/2016/4/16)は警告する。「東日本大震災のようなプレート型地震の脅威にもさらされている日本は、天地鳴動のリスクだらけだ。そんな島国で先人たちは知恵を出し合って暮らしてきた。しかし地震国ゆえの慣れと諦観をこえて、冷静に、そしてのど元を過ぎても忘れぬように、まだまだ学ぶことがあるに違いない。」
 今も続く地震、熊本を中心とした地域の皆様にお見舞い申し上げます。私たちは、動くプレートの上に住む。そのプレートが摩擦なく動いていればよいのだがそうではない。必ずと言ってよいほど、各地で地震が起きる。それがわかっていながら、起きたことへの対応がまだまだ十分ではないのであります。私たちは日常の生活の中に、当たり前のように地震が起きた場合はどうするかを入れていかねばならないのであろう。壊れないものを準備できていることが良いが、現実には壊れるものが多くあるから、この壊れることを配慮しての対応を準備したい。そのためには、過去のその被害情報を隠すことなく未来に活かすことをやっていきたい。(JN)