『お酒には害も多く、前夜の酒量を悔やんだ朝は数知れない・・・』

『お酒には害も多く、前夜の酒量を悔やんだ朝は数知れないが、折々にあの上司の言葉を思い出す。桜前線は北上を続ける。』
 「きのうの昼すぎ、東京の上野公園では花吹雪が舞うたびに歓声があがった」。「天声人語」(朝日/2016/4/7)の筆者は、「日本語のほかに中国語や韓国語、ベトナム語が聞こえ、東シナ海南シナ海と違って、場所取りでもめた様子はない夜の宴の準備の場を見て、30年前のわが痛恨の花見を思い出す。炭の扱いを知らず、開宴は遅れた。座は寒く、酒はぬるく、肉は焼けない。情けなさで少しも酔えない。上司にはその後も酒との上手な付き合い方を教わった。見ごろを迎えた名所ではきょうも若手が場所取りに励むことだろう。」
 東京は雨が降り、桜とはお別れであろうか。この咲き誇る桜の美しさで心が明るくなる。これは、見ているだけでいい。それなのに、なぜに宴会までせねばならないのか。欲張りの贅沢であろうか。この職場の仲間とお花見をする。これは最近は、やらなくなった。若手であった頃は、面倒な上司のためにあるのかとも思ったことがあるが、まあ仕方なしであった。お花見以外にも、何かにつけて職場イベントがあり、誰かが幹事役をしなければならない。でも、そうやって社会人になって行き、また同じではないが、今もそういった活動を行っている。これはアクティブラーニングであろうか。それとも、課外活動ボランティアであろうか。幾つになっても課外活動は大切である。(JN)