『宇宙の知的生命は知的すぎて地球になど来る気にならないんだ』

『宇宙の知的生命は知的すぎて地球になど来る気にならないんだ』
 「太陽系にもっとも近い恒星、ケンタウルス座アルファ星でもその間の距離は4・3光年、今の人類の技術では到達には3万年もかかるという。」「余録」(毎日新聞2016/4/15)は、「ホーキング博士ザッカーバーグ氏らの人類初の太陽系外の惑星の生命探査では、その恒星系に光速の5分の1という超高速で飛ぶ小型探査機の船団を約20年で到達させるという驚きの計画が発表された」ことを伝える。さて、「何十年か後、アルファ星の惑星住民が探査機を見つけたらどんな論議をするのだろうか」と。
 この何光年という単位を考えると、我々の生命とは何とちっぽけなものか。でも、やがて大公開の時代のように、宇宙に向かって我々は旅立って行くのか。生身の人間は、そのスピードや時間の長さに耐えられないが、我々の代理が行ってくれるか。自惚れた言い方だが、人類よりも知的な者に出会うことができ、交流をすることができないであろうか。或いは、殖民できる星を見つけることができるのであろうか。そんな愚かなことを考えている我々を知的な宇宙人が我々を見張っているのであろうか。突然、ノモリスが立ちはだかることが起きるのであろうか。(JN)