『保育士A子さん、友だちのSNSの投稿を見ると、・・・』

『保育士A子さん、友だちのSNSの投稿を見ると、もう全部うらやましくしか思えなくて。いま心が荒んでいる』
 「1日でいいから、半日でいいから、子どもをみなくて済む時間がほしい」。ある保育士のAさんの言葉に、「余録」(毎日/16/4/30)は、考える。「賃金だけでなく、忙しすぎる労働条件の改善も考えるべきだ。どんなに子どもが好きでも、A子さんのように朝から晩まで休日もなく子どもに囲まれていれば疲れるのは当然だ。サクラが散ったころ、A子さんからまたメールが届いた。「保育中に激しい頭痛に襲われて歩けなくなり、来週までお休みをもらうことになりました。子どもたちに本当に申し訳ない気持ちになりました」。政府も自治体も対策を急ぐべきである。」
 仕事も持つ者は、その仕事に誇りを持ち、踏ん張ってきている。しかし、これは人によりけりであろうが、その仕事の全てを放り出してしまいたくなるような精神的パニックに陥ることがあった。やってもやっても、終わらない仕事、どんどん増えてくる仕事、どうすればよいのだと、それは若い時に襲われることが多かった。その思いは様々、病に倒れたこともあったが、何とかなった。それはやはり人の力だ。私の職場には、人がいた。しかし、保育所には、人がいない。世の中には資格を持つ者がいるが、為り手がいないのか。社会が要求しているが、なぜ行政や立法は動きが遅いのか。票の問題なのか。7月に向けて、票対策の政策が出てこようか。(JN)