『日本は昨年、難民の99%を拒否』

『日本は昨年、難民の99%を拒否』
 「2015年に難民としての保護を申請した人が過去最多の7586人にのぼったのに対し、わが国が実際に難民と認めて受け入れたのは「わずか27人」にとどまった」。こんな国を「春秋」(日経/2016/4/2)は皮肉る。「難民や移民の排斥を唱えている排外主義的な勢力はますます勢いづくのではないか。それこそ「日本に学べ」などといった声が上がるかもしれない。5月の主要国首脳会議では、足元のおぼつかない世界経済とともに深刻化するテロが主なテーマになるそうだ。議長として安倍晋三首相はどうさばくか。」
 「難民の99%を拒否」という数値、我々は何と閉鎖的なのか。まだ鎖国が続いているのであろうか。これで、安全を守っているとは、無能な者でもできる安全なのかもしれない。信用も固定的な環境の中での信用であり、その外での安全や信用づくりはやはりもっと外の要求を受け入れていかねばできていかないであろう。また、日本にいる者がいつ、この島から出ていかざるを得ない時が来るかもしれない。そんな時、こんな閉鎖的な者どもを受け入れてくれるであろうか。もしかすると、日本沈没あるいは放射のを浴びた私たちが、世界をさまようかもしれない。(JN)