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『「パナマ文書」の容量は2・6テラバイト。CDなら3700枚を超す』
 「お金は歓迎されるところへ向かい、歓待されるところにとどまる」と、「天声人語」(朝日/2016/4/9)は、米銀行家ウォルター・リストンの言葉を持ち出す。「タックスヘイブン租税回避地)、税回避の島と呼ばれて愉快な気はしない。それがお金の本能だとはいえ、政治家や資産家が同じ手口で同じ島に富を隠すのは悲しくてあさましい。格差社会の毒を見た思いがする。」
 昨夜のある番組でホセ・ムヒカさんが言っていたが、「お金があるとそれを失うことが怖くなり、そのための働き続けなければならない。お金を失わないために自由を失う」と。世の人は、お金のためなら何でもしてしまう。心貧しき者はお金に心を売ってしまっているのか。税金を逃れてまで、私腹を肥やす。お金のある者ほど、お金が愛おしくなるのであろう。権力と金と名誉を手のするためのは、お金が必要であるこの世の中である。仲間を裏切ってまで、税金逃れをして、そのお金で、自分をきらきらさせて、自由を金で買うのであろうか。それは他人の自由を奪う金である。(JN)