『#国とは何ですかね』<2022年9月12日(月)>
国葬をめぐり、岸田首相が窮していると『小社会(220911高知新聞)』。一連の議論はとても大切なことを知らしめていて、その点ではいい機会かもしれない。「『政府』は『国』ではない」というシンプルな概念だ。国の統治は三権に分かれていて、主権は国民にある。決して政府が国なのではい。亡くなった安倍晋三さんは国会の場で「私は立法府の長」と少なくとも2度言った。ただの言い間違えならことさらあげつらうつもりはないが、内閣法制局長官を交代させてまで憲法解釈を変え、あまたの大事を閣議決定で押し切る所作は、まるで「全権の長」のようだった。私たちが国家であり、国なんだから―。長期政権の末に、統治についての政治家のまっとうな思考が壊れているなら、大変なことだ。国葬って何ですか。国とは何ですか―。多くの政治家より、よほど国民の方が良識ある統治概念と肌感覚を持っているのではないか。
(私は)言いたい。政治家の良識はなんだろう。エリザベス2世が国葬になる。英国では法で決まっていることはないが、国会を通して行われる。当たり前のことである。なぜ、そんなことがわからないのか。できないのか。民主主義を何だと思っているのか。情けないね、過去の御仁たちはあの世からどう見ていようか。えっ笑ってる!?
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