『#公務員は一部の奉仕者ではない』<2022年9月17日（土）>
経済産業省の西村康稔経産相対応マニュアルに『河北春秋(220917河北新報)』は思う▼同情するやら笑うやら、あきれるやら▼西村氏が福島に出張した際、担当者が作成した。移動中に西村氏の質問に答えられるように「バックアップ体制を構築」し「幹部には手持ち資料を厚めに持たせる」などと記す▼でも、以下の手引きはいかがなものか。西村氏は土産を買う量が多いため、荷物持ち人員や会計に複数人で対応できる体制が必要、保冷剤は必須…。帰宅時には駅構内での夕食購入のため「弁当購入部隊」「サラダ購入部隊」の二手で対応した…▼大臣を支えるのは官僚の重要な仕事だ。土産の購入は現地としてありがたい。とはいえ忖度する人も、させる人も、お忘れなく。「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」（憲法１５条２項）
（私のような）気の利かない者には想像のできない世界だ▼御付きの係は何とも大変だ。有能な人材を荷物持ちや弁当の担当にそんなに人数を費やすのは度が過ぎているように思える。その昔、水たまりで負んぶしてもらった方もいたが、お笑いで済まされない▼マニュアルは簡素で、関係者の負担を減らすためにあってほしい。「ヨイショ」入らない。忖度労働は「やめちゃたら」！！
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