『#月へ』

『#月へ』<2022年9月4日(日)>
 「アルテミス計画」に『正平調(220904神戸新聞)』は月への思いを語る◆「人類の進歩と調和」、1970年大阪万博のテーマ。誰が言い始めたか、それをもじって「人類の辛抱と長蛇」。長い長い列◆とりわけ人気を集めたのは、アポロ宇宙船が持ち帰った「月の石」。人類が初めて降り立ったのは万博前年◆アポロ着陸の生中継で同時通訳を務めた一人、鳥飼玖美子さん、あらかじめ月に存在しそうな石の種類とその英単語をひたすら暗記して迎えた本番、宇宙飛行士がその一つを口にした◆「玄武岩がありました」、「ええっ!! 玄武岩が」。ゲスト解説の地球物理学者が興奮の声を発した。誤訳だったら…鳥飼さんは急に不安になったと◆あれから半世紀余り。「アルテミス計画」がいよいよ動き出す。「ええっ!!」と驚く、どんな新発見があるだろう◆目標は3年後という。地球人の再来計画を耳にしたお月さまが「ええっ!!」と思ったかどうかは知らない。
 (私は)「ええっ!!」、発射がまた延期だ。女神はひとびとを焦らすか◆想えば、ケネディー元大統領が約束した通り、1960年代に人類は月へ行った。あの時、ブラウン管を見ながら、この調子なら、2001年には火星や木星にも行けそうだと思ったが◆また、夢は広がる。とにかく事故なく、月へ向かって欲しい。
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*画像はディズニーランドにて撮影したもの。