『#いつか黒字に』

『#いつか黒字に』<2022年9月21日(水)>
 赤字線の島原鉄道に『天声人語(220921)』は思う▼「赤字穀菜」、「赤字を消せる」ボールペン。島原鉄道のの新商品である▼品目を充実させた「赤字穀菜極」なども商品化▼いま車内は空前の高揚感、諫早で23日に開業する西九州新幹線と接続▼昭和の最盛期には年間460万人を運んだが、1991年の雲仙・普賢岳の噴火で線路寸断。利用者の減少が止まらない。赤字をユーモアに昇華する柔軟な発想は、機械的な経営方針からは生まれないだろう▼<祝・西九州新幹線開業>。横断幕の張られた島原駅から乗り込んだ。1両編成の車内は、部活帰りの高校生や高齢の買い物客らでにぎわう。「日本一海に近い駅」の看板がある大三東駅に降り立ち、「赤字穀菜」鉄道がいつか黒字に転じる日を想像した。
 (私たちは)弱者を切り捨てられるべきなのか。ただ資本主義の論理に乗って行けばよいのか▼乗客は自家用車を使わない高校生や老人たち。ノリノリの時は良いが、人間も交通機関も老化し、見捨てられてゆくのか▼生き物のように、産業にも生成発展没のリズムがあるが、生き物と違い構造を変えて成長することができるはずだ。鉄道頑張れ。
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*画像は、島原鉄道とは異なります。