『#風風吹くな』

『#風風吹くな』<2022年9月20日(火)>
 台風14号に『小社会(220920高知新聞社)』は思う▼〈風 風 吹くな〉(野口雨情作詞、中山晋平作曲)、「しゃぼん玉」▼〈しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた 生まれてすぐに こわれて消えた 風 風 吹くな―〉。そんな事情を頭に入れて聞くと、確かに命のはかなさや「風」の非情さを感じさせる▼台風14号は雨もさることながら、久しぶりに風が心配になった。拙宅でも庭の植木鉢を屋内にしまい、自転車は横に倒して備えたが、ビューというごう音とガタガタと震える窓ガラスに緊張を覚える夜になった▼県内でも強風にあおられて負傷した人がかなり出た。倒木や停電も相次いだ。数日前には「収穫にも少し早く、タイミングは最悪」とナシの落下防止に精を出す農家の姿が報じられた▼きょうは秋の彼岸の入り。コロナの流行も落ち着く傾向にある。次の3連休こそ〈風 風 吹くな〉。
 (私の住む)東京は風の影響は少なかったが、雨はかなりの勢いで降っている▼宮崎の友人に連絡したら、片付けが大変であったようだ。「風も雨も初めての強さ」であったと▼「屋根まで飛んだ」ところもあるのではないか▼まだ台風の季節は続く。自然の力を甘く見ず、対応しよう。風よ吹くなというより、温暖化対策に努力せねばならない。
#台風
#しゃぼん玉
#倒木
#停電
#農家