『足元ではなく、星を見上げよ。好奇心を抱け』

『足元ではなく、星を見上げよ。好奇心を抱け』<2018年3月15日(木)>
 今日は各紙、ホーキング博士への追悼である。『春秋』(180315)は「車椅子の生活。死の恐怖。そして声を失いながら、宇宙をめぐる斬新な理論を構築して学界を驚かせていく。平昌でのパラ五輪のさなか、そんな博士の訃報が届いた。・・・逆境をはねのける強い意志と、それをあらわにしないユーモアとが、どれほど世界を励ましたことか」と。『余録』(180315)は、「『宇宙の始まりに神は不要だ』と神や天国に否定的な物言いも注目された。だがもしや今ごろ天国で神様に大喜びで賭け金を払っていないか−−そんな空想も呼ぶちゃめっ気が思い出される天才の旅立ちだ」と。『筆洗』(180315)は、「障がい者にこうエールを送り続けた。『自分の欠陥に邪魔されない仕事に打ち込めばいい。できないことを悔やむには及ばない』。独創的な宇宙論と苦難にどう生きるかを教えた」と。
 (JN) 天才と言って良いのでろう。ホーキング博士の頭の中は、どんな宇宙になっていたのであろうか。この頭の中については、一寸たりとも凡人はまねできないが、自分の不自由な身体を使っての研究活動の継続についの姿勢は、一寸ぐらいまねできないであろうか。普通に生きる事さえ困難な状態で、我々を励ます力。博士は生物学的には亡くなったのであろうが、私の心では生きている。「足元ではなく、星を見上げよ。好奇心を抱け」。「自分の欠陥に邪魔されない仕事に打ち込めばいい。できないことを悔やむには及ばない」。ありがとうございます。合掌。