『方言はそこに暮らす人の文化、魂と言っても言い・・・』

『方言はそこに暮らす人の文化、魂と言っても言い過ぎではない』<2018年3月12日(月)>
 「東日本大震災では沿岸部の住民が内陸部に移り住んだことで方言が途絶えかけている地域もある」。『余録』(180312)は、東北大学の「東日本大震災と方言ネット」というサイトを紹介する。「方言に関する情報を集約、発信する。復興に役立てることが大きな目的だ。『方言を救う、方言で救う』。『地域の復興は文化の復興と一体にならなければ成し得ない』。7年前のあの日から東北には全国各地からたくさんの応援の声が届いた。鹿児島県姶良市から、『お気張いやったもんせ 姶良より』。元気を出してくださいませと。遠く離れた土地からの難しい方言でのメッセージ。それがこうも優しく、力強く心に響く不思議さを思う」。
 (JN) 『余録』では俳優は大変であると始まったいる。方言は多種にわたり、通訳がいなくてはわからないほどに、方言はそれぞれの地域で発展した。それだけに、文化的な要素は深く、地域性が出てくる。合理性より、自然性があるのが方言だろうか。どこの方言もそれぞれに趣があり良い。その中でも、会津から新潟へ向かっていた時の列車の中のでおばあちゃんたちの響きが良かった。のんびり、仕事ではなく一人旅の雰囲気になった。フランスの片田舎のローカル列車に乗り、行きついた先でその地域の食とワインが待っているという気分になった。そこに人がいる限り言葉はあり、方言があり、文化がある。でも、人がい無くなれば、それらを失ってしまう。