『熊本県の教育委員会は、道徳や防災の授業で使う・・・』

熊本県教育委員会は、道徳や防災の授業で使う副読本「つなぐ」を作成した』<2018年3月21日(水)>
 「震災のなかで児童生徒が何を思い、何を感じたのか。それを次の世代に伝えていこうと約80人の先生たちが話し合いを重ねてまとめた」。『春秋』(180321)は、道徳や防災の授業で使う副読本『つなぐ』を紹介する。「一読して胸に迫るものがある。副読本には『ヤカンを持った男の子』を報じた。避難所で仮設トイレを使うお年寄りに手を洗ってもらうため、・・・県教委の担当者はこの少年を探して当時の様子をさらに取材したというから、教材づくりへの思いが伝わってくる。『あの時』の思いを共有し受け継いでいくことで、熊本の子どもたちがよりたくましく、よりやさしく育っていくことを願ってやまない」。
 (JN) いつ自然の驚異が我が身にふりかかって来るのか。その災害から逃れることができるのか。その後の避難生活をどうやって行くのか。避難場所でうまくいったこと、改善せねばならなかったこと。これは日々の生活では想像できない。災害復興の度に言われる「震災体験の風化」を如何にするか。辛い体験を繰り返さないために、記録して伝える。これは大きな災害から日々の過ちまで、情報を後世に持っていかねばならない。私たちの周りには、能動・受動の様々なドラマがある。様々な現象を見逃さず、情報を積み重ねていくことである。良い悪い必要有無の判断をまずは考えず、情報を整理し、何かが見えてくるのか。学習を繰り返して行きたい。