『大きな揺れの不意打ちには、いまだに社会の無防備・・・』

『大きな揺れの不意打ちには、いまだに社会の無防備でもろい』<2018年1月17日(水)>
 人類は命を守るために、様々な困難を克服してきているが、地震には未だにお手上げである。『春秋』(180117)は、「23年前の今日、神戸や周辺からの映像を忘れることはできない。以降、東日本大震災熊本地震まで、私たちは尊い犠牲の上に、それぞれの災害の特徴から重い教訓を得た。今後は首都圏直下や南海トラフ震源とする強い揺れが待ち受けるという。減災の手法や避難、復興の場で天災に屈しない人間の成熟度が試されよう。列島に生きる我々に課せられた縄文以来の長い宿題でもある」と言う。
 (JN) いざという時にどれだけのことができるのであろうか。1月5日の11時過ぎに列車に乗っていた時に、けたたましく緊急警報が列車内に鳴り響いた。だれのスマホ、否、皆の。列車は静かに止まった。乗客は何もできず、スマホを確認するだけであった。地震対策を、自宅や職場では震災グッズの準備や訓練を行っているが、それ以外の箇所ではどうすればよいのであろうか。地下鉄やモノレールに乗っていた場合はどうなのだろう。海岸付近にいて、高い場所が近くに無かったらどうするのか。様々可能性のある場面を想定して、まずは頭の中で対応をしていかねばならない。その他、土地勘、体力、長時間歩ける靴、鞄はリュック、飴、チョコレート・・・・。ハイキングの様であるが、覚悟せねばならないであろう。