『冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず』

『冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず』<2018年1月27日(土)>
 「つらい通勤の日々がやっと小休止した」と、『春秋』(180127)はこの寒波を思う。「けさはあたたかな布団に存分、長居した方も多いのではなかろうか。東京は48年ぶりの氷点下4度、さいたまも統計を取り出して以来の同9.8度など列島ごと冷凍庫に収まったような週だった」。清少納言は「冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず」と。「漱石の『火鉢』は朝から冷気にすくみ、いら立つ自らを描く。昼すぎに思い切って銭湯に赴き、帰って妻が出すそば湯をすする。書斎で炭の炎や音に接し、初めてその日のあたたかみを感じた、とつづった。やっとたどり着いた小さな安堵だろう。冬との戯れを忘れた身として、自分なりのあたたかみを探す週末としたい」。
 (JN) 今日も出勤だ。正に布団でぬくぬくしていたかったが、何とか出てきた。今日も寒い朝で、コートの下を冷気が攻めてきた。ばたばたと凍っているところを避けながら駅へ行く。駅のホームは日が当たらず寒い。風は強くないからまだ良いが、とにかく早く列車よ来い。列車に乗っても土曜日の好いている列車内は、各駅ごとにドアが開き冷気が押し寄せてくる。職場についたら、一番にエアコンのスイッチだ。明かりより先だ。早く温まれ。お湯も沸かそう。部屋の上空は温まるが、ひざから下がまだまだだ。まずは、お茶を入れてほっこり。明日は寝坊したいな。明日は休みだが、月曜は職場が冷えているだろうな。西向きの部屋は午前中が辛い。