『人口のピークを越えた私たちが目ざすべき文明は----』

『人口のピークを越えた私たちが目ざすべき文明は坂の上の空にはない』<2018年1月19日(金)>
 今年は明治維新から150年、あの当時の人口は3480万人、それが「140年後となる2008年の1億2808万人がピーク」となり、その後の10年は低下してきた。『余録』(180105)は日本の未来を思う。「今は拡張や成長を突き動かした人口増が過去のものとなった21世紀である。司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」は明治の健全なナショナリズムを描いた代表作だった。だが今、人口のピークを越えた私たちが目ざすべき文明は坂の上の空にはない。試されるのは、内なる成熟から未来を開く大いなる知恵である」。
 (JN) この小さな国は人がギュウギュウ詰めであから、人口が少なくなっていくのは良いが、年寄りばかりになっても困る。一体、この国は何を目指せばよいのか。もう、量的拡大の時代は終わった。物質の時代は終焉である。アメリカをめざしても無理である。この小さな国には違う能力があり、それを世界の寄与するようにもって行きたい。資源は人間であるから、年寄りが海外の開発支援にどんどん出て行くべきであろう。また人材教育の場として教育研究を充実すべきである。そして、知識・技術とともに、「坂の上の雲」を目指す精神を養う教育とすべきである。