『人間は太陽系の惑星のごく表層に生きる小さな小さな・・・』

『人間は太陽系の惑星のごく表層に生きる小さな小さな存在だが、権力の座から実像は見えにくくなるのだろう』<2017年12月31日(日)>
 「米国で自国第1の気ままな発言が繰り返され、中国では1強を固めるため、禁じ手の個人崇拝の動きも強まった。世界を自分らの手で切り回そうという傲岸さがほの見える」。『春秋』(171231)は言う、「人間は太陽系の惑星のごく表層に生きる小さな小さな存在だが、権力の座から実像は見えにくくなるのだろう。人類が初めて宇宙から地球の全体を見たのは1960年代後半のアポロ計画の時。『国境はない』『地球は独りぼっち』との感想が漏れた。以降、40年超、全体像を見た人はいない。各国の指導者には『行け』と言わぬが『青いビー玉』と呼ばれる写真なり執務室に掲げてほしい」。
 (JN) 人は、未来ではなく今、皆ではなく自分、生き方より生きることが大事である。難しいことではなくわかりやすいことが人を引き付ける。自分の存在を肯定するために、敵を作り出して否定する。その否定は排除であり、止揚することはない。私たちの発展は、異なるものを受け入れ、自分たちのものにしていくことにあったのではないか。人はグローバルになれず、商品経済社会はグローバルサイズでスピーディーに動き回っている。私たちはその流通を把握して追いつかねばならない。権力、資金力、名誉はグルーバルサイズで動いていかねばならない。月が遠くなって久しい、私たちは、あの偉大ないる第一歩から前進はなく後退するばかりか。新たな年は、漸進しましょう。