『ページをめくって、僕は目のくらむような衝撃を感じた』

『ページをめくって、僕は目のくらむような衝撃を感じた――』<2017年12月29日(木)>
 手塚治虫のマンガは様々な人たちに影響を与えてきた。『春秋』(171229)は「新宝島」との作家たちの出会いを紹介する。「たくさんの著名マンガ家たちが、多感なときに『新宝島』から受けた刺激について語っている。マンガ家だけではない。小松左京さんや横尾忠則さん、宮崎駿さんたちも。どれほど広く深い影響を日本の文化におよぼしたのか」。しかし「紙のマンガ単行本の売り上げはことし、前年比で1割以上も減りそうだという。電子書籍の普及やゲームの台頭などが背景にあるようだ。出版業界には逆風だが、新たな時代の到来も感じさせる。手塚のような才能の登場を期待したくなる」。
 (JN) 年齢を経てすっかりマンガを見なくなってしまったが、マンガは映画とともに、物語に入りやすい、ありがたい書籍である。子どものころは、月刊・週刊誌を楽しみにしていた。また近所の貸本屋さんから昔の漫画を探し出して、借りてくるのも楽しかった。数年前、職場の50周年記念に作成されたマンガも良くできていて、その50年の物語はわかりやすかった。老若男女に知らせる情報として素晴らしい媒体である。今日は『春秋』に「新宝島」のことが書かれており、読みたくなりAmazonからKindleで早速購入して読んだ。紙の本ではできない技である。ピート君の夢を妖精が叶えてくれたように、電子媒体を使ってマンガの将来をどのように発展して行くであろうか。