『ポスト平成が到来し、その先の日本を本当・・・』

『ポスト平成が到来し、その先の日本を本当にゆたかなものにしていけるかどうか。いまは未来を考える絶好の機会だ』<2017年12月2日(土)>
 いよいよ天皇の退位日程が定まってきた。これについて、『春秋』(171202)は「『「初暦知らぬ月日の美しく』。師走が訪れると、いつも思い出すのは吉屋信子のこの句である。文具店のカレンダー売り場はいまが書き入れ時、色とりどりの暦が新年を待つ。大人も若者も子どもも、そのなかの月日はうかがい知れぬ世界だ。だから夢多く、胸が躍る」。『筆洗』(171202)は、「かつて皇后さまは、天皇陛下の即位を祝して、こういう御歌をうたわれた。<ともどもに平らけき代を築かむと諸人のことば国うちに充つ>。そういう平成の世も節目の日まで、あと五百十四日。あらためて、『平らけき代を』と思い念じたい年の暮れだ」。
 (JN) 改元は一度体験している。これは大きなことから小さなことまで様々、人々の生活に影響を与える。想えば、昭和から平成に移る時が年の初めであった。真新しい昭和のついた様式が平成元年の倉庫にたまっていた。私ごとで恐縮ですが、昭和63年の年末にストック切れの昭和入りの書類を多量に注文してしまいました。改元は、できれば半年前に、いや3か月前にはわかっているとありがたい。現天皇は様々なこと考慮し、「お気持ち」を申されたのでしょうか。「お気持ち」を国民は皆が同じには読みとれないが、それぞれの思いで受け止めねばならない。日本にいると、世紀以外に時代を考える機会を持っている。この機会で皆が様々に改元に当たり、新しい元号の未来を考えてみよう。