『やってくる未知の世界が2度の大戦前の光景に似ていない・・・』

<2016年11月10日(木)>
『やってくる未知の世界が2度の大戦前の光景に似ていないことを願いたい』
 「余録」(1611010)は、言う。「保護主義的な『米国第一』を掲げるトランプ氏を米国民は次期大統領に選んだ。トランプ氏、放言同然の公約をそう実現できるとも思えぬが、迷走すればしたで世界は予測不能のリスクを抱えることになる。英国のEU離脱に続き、長く国際秩序を主導した国の民主政治の大乱調である。やってくる未知の世界が2度の大戦前の光景に似ていないことを願いたい。」
 米国はこれよりモンロー主義に走り、世界を保護主義世界に陥れて行くのか。それとも、新しいスタイルが出現するのか。「すべての世界史的な大事件や大人物はいわば二度あらわれるものだ、と。一度目は悲劇として、二度目は茶番として」といわれるように、歴史は異なった形で悲劇を繰り返すのであろうか。トランプ氏の茶番が更なる展開を見せるのか。それともアメリカの影響力が弱って行くのであろうか。(JN)